現役言語聴覚士の備忘録

言語聴覚士になる前、学生時代、現役の今のつぶやき。

<実習>見学実習と臨床実習

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私が通っていた言語聴覚士の養成校では、

実習がいくつかありました。

 

・臨床場面を見学をする実習(見学実習)

・臨床を経験する実習(臨床実習)

・聴覚分野の臨床を見学&経験する実習

 

多分、3つ目の聴覚分野での実習は、

ちょっと特殊だと思われるので、

これだけで、同じ学校在籍・出身の方は、

学校がわかってしまうかもしれません(笑)

 

なので、ここでは、主に、見学実習と臨床実習のお話を。

 

 

 

私が通っていた言語聴覚士の養成校は、

実習先は学校が決めてる形でした。

 

 

見学実習は、

学校に通っている地域で行く形。

 

私は2か所に行きました。

成人と小児と1か所ずつ。

これは人によって違っていたようです。

 

同じ地域とはいえ、1時間以上かかった場所もあり、

短期間だから通えたけれど、

長期の実習だったら、ちょっと、きつかったかな?と思います。

 

実際、臨床実習の時は、養成校の先生より、

自宅(一人暮らし先や実家)から、

複数の駅までのかかる時間を申告するように、言われました。

今から振り返れば、

実習候補のある病院の最寄り駅までの時間、

だったようです。

 

「実習先を選べるぐらいに候補がある」という養成校だからこそ、

こういった配慮がしてもらえたのだなと、思います。

 

 

実習の内容は、その名の通り「見学」がメイン。

小児も成人も見学をたくさんさせていただきました。

小児は、集団のリハビリに参加して、

お子さんたちと一緒に歌ったりもして。

そして、見学したことをレポートに書いて提出する形です。

 

はじめてといっていいぐらい、がっつり臨床現場に触れられるので、

緊張感の中にも、将来の姿が垣間見えて、楽しかったと記憶しています。

 

ただ、短い期間の見学実習ですが、

まだレポート慣れていない時期なので、とにかく時間がかかって、

寝れなかった…という覚えもあります。

が!ここでの寝れないなんて、臨床実習からしたかわいいもの(笑)

レポートを早く仕上げる練習としても大事だなっと思います。 

(現場に出た時の、カルテ書きや報告書書きにも通じる…)

 

 

臨床実習は、

学校に通っている地域だけではなく、

他地域の実家に帰って実習が出来る人は、

実家に近い病院・施設も対象になり、

寮などで宿泊での実習の人もいました。

(でも、ほとんどは、

 その時に生活していた家からから、

 実家からの実習だったと記憶しています)

 

私は2か所に行き、

どちらも実家から近いところで、成人分野でした。

 

こちらは通うのは1時間以内。

それでも、長い実習は、より近いほうがいい!と思います。

 

私は、実は、実習最終日近くに、

電車の人身事故があって、大変だったこともあり、

「近くで良かった…」と思ったものでした。

 

 

実習の内容は、こちらもその名の通り「臨床」の経験。

評価~訓練の組み立て~訓練実施~再評価の流れを、

経験するのが臨床実習。

私は、患者様1人を深く追いかけるとともに、

他の患者様も検査・評価まとめ・訓練の経験をさせてもらいました。

 

 

 

見学実習でも、臨床実習でも、共通して言えるのは、

実習って、とにかく緊張します!ということ。

 

現役の言語聴覚士になってからも、

同じ言語聴覚士だけではなく、

看護師、理学療法士作業療法士の実習生さんに、

接する機会がありましたが、皆がちがち。

 

でも、知っておいて、実習生さん!

皆が「先生」と呼ぶ人も、誰もが実習生だった時があるんです。

横柄な態度がいいわけじゃないけれど、

でも、そこまで、がちがちにならなくても大丈夫だよって。

それだけは、今、思います。

 

 

学生という立場で、現場にいられるのは、この時だけ。

資格を取って現場に立つとまた違う世界がまっているから。

学生だからこそ、ぜひ、たくさんのこと、

実習で体験してみていただきたいです!