現役言語聴覚士の備忘録

言語聴覚士になる前、学生時代、現役の今のつぶやき。

卒業時に完璧じゃなくてもいいけれど、自分から学ぶ姿勢を。

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大卒2年課程の養成校にいた私。

実質の学校での授業は1年強+実習+国家試験の勉強。

 

2年って短くてあっという間。

 

この短い期間に、

実習を乗り越え、

国家試験に合格し、

一人前の言語聴覚士として働くだけの知識を身に着ける、わけです。

 

って、一人前って、ぶっちゃけて、無理!!!!!(笑)

 

 

正直、言語聴覚士として現場に出るようになってから、

積み上げていったものの多さは、

現役の言語聴覚士として身に染みていること。

そして、それは、もう、仕方ない事でもあります。

 

 

だって、学生時代は、

学校の試験を乗り越えて、

実習を乗り越えて、

何より「国家試験を合格する」という知識を身に着けるので、

なかなか精一杯だったりするわけなのです。

そもそも、学校の試験、実習、国家試験、を通らなければ、

言語聴覚士になれないですから。

 

 

 

だから、現役言語聴覚士として、

学生さんや新人さんを何人も見てきて思うのは、

完璧じゃなくていいよ、ということ。

 

わからないことは、わからないといえる。

わからないことは、調べて勉強したり、先輩等に聞きに行ける。

わからないことを、放っておかない。

そんな思考のほうがプロだなって思うから。

そして、私は今もそれを大事にしている。

 

 

今も、私は、テキストを開くし、勉強会に行く。

そして、同じ言語聴覚士の先輩や仲間だけでゃなく、

一緒に働く皆様に、何より患者様ご本人やご家族様に、

教えてもらっている。

 

そう、そうやって一歩ずつ、成長させてもらっている。

 

 

だから、卒業時には完璧でなくちゃいけない。

って想いからは解放されていていいと思ってます。

 

 

ただ、忘れないで!と思うのは、

完璧じゃなくてもいいけれど、

勉強しなくてもいい、

学ばなくてもいい、

誰かに教えてもらえばいい、

わけじゃない!ということ。

 

 

現場に出てきたのに、

何かをするのに上司や先輩の指示を待ち、

わからないことは聞いて教えてもらい、

自分で行動したり勉強したりしない、

……っていうのは違うから。

 

 

卒業時に何もかもできなくてもいい。

出来ないからこそ、完璧じゃないからこそ、学び続ける。

出来ないからこそ、完璧じゃないからこそ、成長できる。

そういう意味で、完璧じゃなくてもいい。

私はそう思ってます。

 

 

養成校の時に、完璧じゃなきゃって思って、

プレッシャーに押しつぶされちゃうぐらいなら、

「完璧」は手放して~!

 

逆に、緩んじゃうなって人は、

完璧じゃなくてもいいけれど、形は作る!ぐらいな気持ちで♪