現役言語聴覚士の備忘録

言語聴覚士になる前、学生時代、現役の今のつぶやき。

<新人>新人さんにお会いすると伝えていること

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私自身の言語聴覚士の新人の時、

経験年次を積んで新人さんの指導役を仰せつかっていた時、

新人さんの指導役の後輩さんを見守る立場だった時、

……と過ごしてきて。

 

今、新人さんにお会いすると毎回のようにいっていること。

 

「目の前にいる、すごいなって思う先輩たちだって、

 誰もが学生だったし、新人だったのだから、

 委縮しなくていいよ

 

ということ。

 

 

 

これ、自分の経験から思ったこと、です。

 

私は何年たっても、

まだまだ成長の余地がある、

まだまだ勉強していく必要がある、

そう感じている日々なのに。

話をしていると「先輩、すごいですね」な勢いで言われることがあって。

 

いやいやいやいや!

ただ数年間長く勤めて経験が多い、引き出しが多いだけだから!

って思うんですよね。

 

そして振り返ってみれば、

私も新人の頃、4年目の先輩がバイザー(指導役)だったのですが、

もう、ものすごい人のように思えて委縮していて。

がちがちに緊張して、何も言えなかったり…があったんです。

 

正直、今の私ならば、その先輩だって、

臨床についても、後輩指導についても、

まだまだ成長の途中で、

一生懸命伝えてくださっていたはずなんですよね。

 

そんながちがちに緊張する必要なってなかったんだよな、って思うんです。

 

 

だから、私は、最初に言っちゃう。

「私、本当に笑えないぐらい、ひどい新人だったから!」

そして、「わからなくて当たり前だから、何でも何度でも聞いてね」と。

 

 

それでも、経験年次の高い先輩って、なんだか怖いと思うんですが。

先日、理学療法士の私より経験年数長い先輩と話していても、

「新人時代の自分を棚に上げて言ってるときある」(笑)

なんて、言っていたので。

 

うん、ほんと、皆、新人時代を経験している!(笑)

 

 

 

偉そうだな、と思うかもしれない。

でも、そんな先輩だって新人時代があったんだと思えば、

自分もそんなすごそうに見える先輩ぐらいまでには成長できるし、

その時には、そんな「偉そう」な言い方をしない先輩になればいい!

全部糧にしちゃえ♪

 

そんな風に思っています。

 

 

いつか、今、新人のあなただって、先輩になる日が来るから。

うん、だから、変な緊張だけはしなくていい!