現役言語聴覚士の備忘録

言語聴覚士になる前、学生時代、現役の今のつぶやき。

<実習>体験できることはすべて体験させてもらう!体験する!

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言語聴覚士の養成校の学生には、実習が必須。

 

その実習先は、

大きめの病院もあるし、クリニックもあるし、施設もあるし、

対象も、成人も小児もあるし、

……っと様々。

 

どの実習先に行くか?というのは、

私は学校側からの指定で決まりました。

進路が小児希望の学生には、

小児の実習先が「臨床実習」のほうで1回は入っていたように思います。

ただ、これも、また、学校や、同じ学校でも時期によって違うと思われます。

 

言ってしまえば、それぐらい、学生ごとに実習先が違う!のです。

実際に実習に行ってみれば、さらに違う!と思います。

 

実習先の病院等の考えも違いますし、

担当してくださる先生の考え方もありますし、

その時の患者様、利用者様、入所者様といった、対象の方も違います。

(リハビリの病院でいえば、

 学生は、失語症の患者様が見たくても、

 見学時期は、失語症の方が、いらっしゃらない、といったことも、

 あるかもしれない…)

 

学校の仲間の実習を聞いても、全然違う可能性のほうが高い。

そして、自分の、希望通りにはいかない、かもしれない。

でも、行った先で、めいいっぱいのことを学び実践してくる!

という、覚悟で挑むのが良いかなと思ってます。

 

 

 

ちなみに、私の場合。

・小児の見学実習先では、

 とにかく多くの子どもたちの見学と、実際に触れあう機会を作ってくださる

 レポートは長いものではなく、短く感じたことを、と。

 

・成人の見学実習先では、

 こちらも多くの症例を見て、見たことをそのままレポートに書くこと。

 レポートについては、書き方とか誤字脱字より、内容重視。

 

・成人の臨床実習の1か所目は、

 実習時間最後の30分でその日のレポートを書くように言われる。

 患者さまのまとめは別に家での宿題になるけれど、

 まとめをする時間等をとってくださった。

 さらに、体験できることは、全部した方がいいと、

 胃瘻増設の施術の見学、関連病院の嚥下外来の見学、NST回診の見学、

 患者様のリハビリの代診、PTOTの見学、嚥下食の試食など、

 体験させていただいた。

 「体験してみる?」と聞かれたことはすべてYES!で体験したこと、

 後に「よかった」としみじみ思います。

 

・成人臨床実習の2か所目は、

 とにかく毎日1症例簡単にレポートでまとめてくる練習をする、

 6週間いて、15症例以上はレポート書いたかと思う。

(実習担当の先生以外の先生の患者様も見せてもらってレポート書いてた)

 これ、大変だけど、すっごい勉強になった…!

 そのうえで、1症例はがっつりと臨床でかかわらせていただき、

 さらに、とったことがない検査は出来る限りやる機会を作ってくださり、

 PTOTの見学時間もがっつりとってくださり、

 カンファレンスとVF検査の見学もさせていただく。

 フリートークがは激しく苦手だったので、

 患者様とフリートークする時間も作ってくださった。

 「0時になったら、例えレポートが書きかけで“あ”で止まっていても寝て」

 といわれていたけれど、さすがにそれは出来なかった……。

 

書いていて思うのですが、私、相当に運がいい!と思ってます。

実習先に恵まれ、本当にいろんな体験をさせてもらったので。

そんな実習先ばかりではないかもしれませんが、

「やってみる?」はすべて「YES」な気持ちで、

ぜひ、たくさん体験していただきたいです。