現役言語聴覚士の備忘録

言語聴覚士になる前、学生時代、現役の今のつぶやき。

検査の実習は積極的に取り組むことのススメ

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言語聴覚士の養成校の授業は、

机上の知識の勉強だけではなく、

検査の実習があります。

 

1つ1つ検査の説明や方法を聞く授業もあるかもしれませんが、

実際にやってみる授業がない学校はないと思うんです。

標準失語症検査(SLTA)とか。

 

この検査の実習。

試験もあるところもあると思うんですが。

 

 

とにかく学生時代に積極的にやっておくほうがいい…!

 

 

私は学校の検査実習の、特に、SLTAの試験が厳しくて。

文言を覚えちゃうぐらいに練習をしました。

それでも、現場の実習に出た時に、

実際に患者様の前でやるときには、

緊張して、ぽーんと全部飛んでた…!

 

そして、私はありがたいことに、実習先の先生方が、

「検査は経験だから、たくさん、とってみて」と、

実習時に、患者様に対して行ったことが一度もない検査は、

必要な患者様がいらっしゃるたんびに、

行わせていただく機会をもらったので、

実際に現場に出てから、とても役立った、というのもあります。

 

 

でも、実際に、実習中に患者様に取らせていただけるとは限らない。

そして、現場に出たら、検査の練習なんてしている暇はない。

それどころか、現場に出たら、検査の練習相手がいるかもわからない!

(それなりに同期の多いところなら頼みやすいで鵜が、

 忙しそうにしている先輩とかに頼むのは、勇気がいります…)

 

 

だから。

学生のうちに、検査に関して、練習する機会があるなら、

とことん練習しておくとよいかと思います!

 

それでも、実際に患者様に対して、検査するのとは違います。

そこも抑えて上で、練習してきた、という自信が、

きっと、実習や現場でも役立つと思うから。

 

 

養成校時代に専門書を買うときに意識したこと。

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言語聴覚士の養成校に通うと、

学校指定のテキストを購入したり、

あるいは学校からプリントが配布されたり、

…で授業が進むと思われます。

 

でも、それだけじゃ足りない気がして、

参考になる専門書が欲しいな!となると思うんですが。

 

この時、参考書を買うなら、

参考書をかうときは、手に取ってみるのが一番!

というところは、押しておきたい!!!

 

 

お住いの地域によっては、

言語聴覚士の専門書が置いているお店なんてない…

という場合もあるかもしれません。

 

でも、ネット通販で購入してみたら、

思ってたんと違う!とか、

自分には見にくかった!とか、

結構ある、と思うんですね。

 

決して安くない専門書。

だからこそ、手に取って帰るなら、手に取れる場所で。

 

 

ちなみに、地域によっては、図書館に置いてあるところもあります。

取り寄せて読んでみて、それから購入するもありかな。

 

 

さらに、私が参考にしていたのは、

少し先行く一学年上の先輩クラスの同級生の中でも出来る友人の、

「専門書選びを参考にする」こと。

 

先輩たちは経験の上で、使えた専門書を知っているし、

出来る友人たちの専門書選びは一味違っていた…!

(よく見つけてきたなーみたいな本を知っていたりして)

 

 

これが養成校を卒業して、働き始めると、

また視点が変わってくると思うので、

養成校時代に購入するなら、の視点でした。

 

 

個人的には、働き始めてから、

必要な分野のモノを買ってもいいと思っています。

でもやっぱり養成校時代にも不安があって、

買いたくなるんですけれど、ね(笑)

 

 

養成校のイベント事(飲み会等)は「無駄」なのか?「有意義」なのか?

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大卒2年課程の養成校に通っている中で行われた飲み会等のイベント。

細かく覚えていないのですが、色々あったなぁと思います。

 

新入生歓迎会

・2年生の実習壮行会

・2年生の実習のお疲れ様会

・2年生の国家試験のお疲れ様会

・特別講師が来ると、先生との親睦会(人数限定で食事に行く)

・自分たちの学年だけでの飲み会(学期ごととかにやっていた)

 

このコロナ禍では難しいかもしれませんが、

よく食べてよく飲んでよくしゃべっていた記憶があります(笑)

 

居酒屋等を使っていた記憶がはじめはありますが、

自分たちの学年が主体になってからは、

特別講師の先生との親睦会以外は、

学校の教室で、いろいろテイクアウトしてきて、

飲み会していました。

 

その方が安上がりだし、色々食べられるし、と。

その地元の食べ物のお店を複数テイクアウトして食べ比べとか。

 

部屋で炊き込みご飯を炊飯して、コード焦がしたり。

色々新しい試みをして事件を勃発させて学年でもありました(笑)

 

 

で、このイベント事。

「勉強しにいっているのに無駄では?」という方も、

いらっしゃるかもしれません。

 

私は、参加してよかったなーと思ってます。

 

学年の仲が深まり、色々話もしやすいし、

先輩たちに直接話が出来るのは勉強になるし、

後輩たちと話すと逆に質問に答えることで勉強になるし、

質問に答える自分に成長を感じたりできるし、

残ったご飯や飲み物はいただけるし(笑)

 

 

学校によっていろいろとあると思いますが、

そんな時間の勉強になる♪と思えば、

有意義に過ごせると思います。

 

全部まるっと自分のものに!

 

ノートの作り直しはオススメしない

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ノートって見やすくて、後で見直しやすい、そういうのがいいなって。

そう思われる方も多いと思うんですが。

 

私、個人的に、言語聴覚士の養成校でのノート、

ぐちゃぐちゃだからって、作り直しするのに力をいれるのは、

あんまり、オススメはしないです。

 

授業のノートの作り直しは、無駄、ぐらいに思っているので。

私は、やらないです。

 

 

 

基礎の授業は大事。

もちろん、見直すことがゼロじゃない。

国家試験だってあるし。

 

それでも、いらない。

なぜなら、授業のノートって、ほぼ見直さない!から。

 

 

 

ノートをまとめておけば、国家試験対策になるんじゃないか?

 

そう思われるかもしれませんが、

国家試験の時には、私は国家試験対策のノートを別に作りました。

国家試験に特化していて、

国家試験に出た所とその周辺を、教科ごとにまとめていったもの。

 

そこには、

学校の国家試験対策のテスト、国家試験対策の授業などで出たことも、

徹底的に盛り込みました。

 

でも、これ、通常の授業のノートでは代用が難しかったんです。

だって通常の授業って、

その授業当時にまだわかっていなかったことも詳細に説明されているから、

国家試験の前段階とかの情報も多いから。

 

 

 

国家試験で使わなくても、臨床現場にでてから使いのでは?

 

 

これも、私はNOでした。

基礎の授業のノートより、

具体的なリハビリの内容を授業でやった時のほうが見直すし、

そういう授業って板書より、プリント配布&書き込みが多かったから。

 

まとめて的なノートがあれば…と思うなら、

国家試験用に後にノート作りしたノートで、

いわゆる「まとめ」的なものは十分!

 

そもそも、ノートを見直すことが万が一にあったとしても、

さらっと見直す程度です。

 別に綺麗じゃなくてもいい!と思います。

 

 

 

 

ノートを綺麗に書き直す、作り直す、ぐらいなら、

他に出来ることやったほうがいい、と思っています。

 

聞きなれない名称。

身体、特に脳の解剖。

そして、何より、新しい生活リズムに慣れること。

 

 

更に余裕があるなら、本を読む!をするかなぁ…。

 

 

怒涛の養成校時代、有効活用できたら一番!

そう思うから。

私がもし今から養成校の学生に戻るなら、ノート作りはしない!です。

 

 

予習より「覚える」復習が入学初期のオススメ

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大卒2年課程の言語聴覚士養成校に入学した当初、

私はかなり、バタバタと過ごしていました。

 

何しろ、月曜日~土曜日まで授業がみっちりあって、

しかも、当時、私ははじめての土地で、はじめての一人暮らし。

 

日々のことをこなすだけでも、かなり、アップアップ!

 

 

だから、というのはいいわけですが。

予習する余裕なってまったくなかった!

小さな声で言えば、復習すら追い付いていた自信はない(笑)

試験をこなすのでいっぱいいっぱいだった…。

 

 

気合をいれて、予習をして~という方がいるかもしれませんし、

学校から予習の指示が出ているところもあるかもしれません。

そして、予習できる余裕があるなら、いいなーとは思うんです。

 

でも、私には、今から当時に戻っても、予習は無理!と思う(笑)

 

 

その変わり、今、戻れるなら、

復習は徹底的にやる!と思います。

 

ノートを作り直すとかじゃなく。

覚えられることは、その場で覚える、

わからないな、という部分を残さない、

という意味で、徹底して復習。

 

 

あ、私、授業の復習のノートの作り直しは、無駄、ともっているので。

やらないです。

 

何故なら、授業のノートって、ほぼ見直さない!

どちらかといえば、基礎の授業のノートより、

具体的なリハビリの内容を授業でやった時のほうが見直すし、

そういう授業って板書より、プリント配布&書き込みが多かったから。

 

そして、国家試験用に、後にノート作り直したんですが、

それがあれば、いわゆる「まとめ」的なものは十分!

 

 

でも、後々、特に国家試験で必須になる「覚える」という復習は、

最初のうちからいくらでもできるから、やる!と。

 

 

これも学校によって方針が違うかもしれませんが、

「覚える」量がそれなりに多いので、

予習より「覚える」復習が、入学初期にはオススメです。

 

卒業時に完璧じゃなくてもいいけれど、自分から学ぶ姿勢を。

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大卒2年課程の養成校にいた私。

実質の学校での授業は1年強+実習+国家試験の勉強。

 

2年って短くてあっという間。

 

この短い期間に、

実習を乗り越え、

国家試験に合格し、

一人前の言語聴覚士として働くだけの知識を身に着ける、わけです。

 

って、一人前って、ぶっちゃけて、無理!!!!!(笑)

 

 

正直、言語聴覚士として現場に出るようになってから、

積み上げていったものの多さは、

現役の言語聴覚士として身に染みていること。

そして、それは、もう、仕方ない事でもあります。

 

 

だって、学生時代は、

学校の試験を乗り越えて、

実習を乗り越えて、

何より「国家試験を合格する」という知識を身に着けるので、

なかなか精一杯だったりするわけなのです。

そもそも、学校の試験、実習、国家試験、を通らなければ、

言語聴覚士になれないですから。

 

 

 

だから、現役言語聴覚士として、

学生さんや新人さんを何人も見てきて思うのは、

完璧じゃなくていいよ、ということ。

 

わからないことは、わからないといえる。

わからないことは、調べて勉強したり、先輩等に聞きに行ける。

わからないことを、放っておかない。

そんな思考のほうがプロだなって思うから。

そして、私は今もそれを大事にしている。

 

 

今も、私は、テキストを開くし、勉強会に行く。

そして、同じ言語聴覚士の先輩や仲間だけでゃなく、

一緒に働く皆様に、何より患者様ご本人やご家族様に、

教えてもらっている。

 

そう、そうやって一歩ずつ、成長させてもらっている。

 

 

だから、卒業時には完璧でなくちゃいけない。

って想いからは解放されていていいと思ってます。

 

 

ただ、忘れないで!と思うのは、

完璧じゃなくてもいいけれど、

勉強しなくてもいい、

学ばなくてもいい、

誰かに教えてもらえばいい、

わけじゃない!ということ。

 

 

現場に出てきたのに、

何かをするのに上司や先輩の指示を待ち、

わからないことは聞いて教えてもらい、

自分で行動したり勉強したりしない、

……っていうのは違うから。

 

 

卒業時に何もかもできなくてもいい。

出来ないからこそ、完璧じゃないからこそ、学び続ける。

出来ないからこそ、完璧じゃないからこそ、成長できる。

そういう意味で、完璧じゃなくてもいい。

私はそう思ってます。

 

 

養成校の時に、完璧じゃなきゃって思って、

プレッシャーに押しつぶされちゃうぐらいなら、

「完璧」は手放して~!

 

逆に、緩んじゃうなって人は、

完璧じゃなくてもいいけれど、形は作る!ぐらいな気持ちで♪

大卒2年課程の「授業」の期間は短いと覚悟せよ!

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私が通っていた、大卒2年課程の言語聴覚士の養成校は、

1年目の終わりで見学実習、2年目初夏から臨床実習がありました。

 

なので、実際に机上と実演で行われた授業は、

1年目の4月~1月、2年目の4月~6月上旬ぐらい、がメインだったかと。

こう書くと短い!と思いませんか?

 

そうなんです。

私は、入学する前には理解していなかったのですが、

大卒2年課程の「授業」の期間は短い!

 

 

 

 

養成校によって違うかもしれませんが、

私は、とにかく目まぐるしかった、と感じてます。

 

 

 

授業があれば、試験がある。

5月には最初の試験がはじまった、と記憶していますが、

もう、そこから、怒涛の試験ラッシュ!

 

1つの授業が終われば、試験。

試験勉強している間に、新しい授業がはじまるし、

そうこうしている間に、また次の試験。

間に小テストのようなものがある授業もある。

 

試験が落ち着いてきたら、今度はレポート!

そして、実習形式の試験やら、グループでのレポート!

 

検査の授業では、練習して試験に挑む必要があり、

机上の試験も並行している場合、もう大変!

 

グループでのレポートは、授業内で終わることはなくて、

学校が閉じたあとに近くのファミレスとか人の家とかで、

やったりもしていました。

(泊りがけとかね…!)

 

 

 

短い期間に、かなり濃く進むので、

あわあわっとなりますが、最初から、

「短い期間に詰め込まれている」ことを覚悟して

授業を受けていけば、

私は違ったかなと思っているから。

 

ぜひ、覚悟して2年を過ごしてみて欲しいです!